屋根の種類と劣化チェックポイント

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屋根の種類と劣化チェックポイント

2017年3月20日|屋根一覧に戻る

屋根は住宅を守る大きな構造体のうちの一つで、雨風の侵入を防ぐほか、調湿・調温の役割を担う大切な部分です。
また雨風などの外部の影響を一番受けている箇所ですので、傷みや劣化も激しく定期的なメンテナンスが必要となる箇所です。
ですので、家を建てる際には目的に合った屋根材を選ぶことが重要となります。
どういった優先順位で屋根材を選ぶかにもよりますが、それぞれの屋根材を選ぶポイントとそのメリットをご紹介します。

屋根材の種類と特徴

屋根材は大きく4つに分けることが出来ます。

①スレート
スレート屋根とは一般的に、粘土板岩を使用した建築材料全般を指し、よく耳にする「カラーベスト」や「コロニアル」は商品名称であり、スレー ト屋根の一部です。
寿命は約20~30年です。
スレートの中にも以下の4種類の素材に分かれています。

・天然スレート
天然石を使用した高級品ですが、高価であるため日本での普及率は高くありません。

・石綿スレート
セメントと石綿(アスベスト)を混ぜて作られたスレートです。
※現在ではアスベストによる健康被害のため、2004年以降設置する屋根で使用されることはありません。

・無石綿スレート
石綿スレートの代わりに開発されたスレートで、スレートの中では最も多く流通しています。

・セメント系スレート
セメントを主剤量として形成したスレートで、表面を着色している点で無石綿スレートと区別されています。

②鋼板
金属系の屋根材で現在最も多く採用されているのが「ガルバリウム鋼板」です。
「ガルバリウム鋼板」は商品名称で、芯材となる鉄の腐食を防ぐために、アルミニウム・亜鉛・ケイ素(シリコン)を混合し防食性を持たせた鋼板です。
寿命は約30年です。

③セメント瓦
セメントは、砂とセメントを原料に作られた屋根材で、和風、洋風のデザインがあり、形状も幅広く採用されています。
耐水性が低く耐水対策として塗装が施されるため、壁などの色に合わせた着色が可能です。
寿命は約20~30年です。

④日本瓦
日本瓦は、陶器瓦とも言われ、粘土を使用した焼き物の屋根材です。
粘土は燃えにくいという性質を持っているため、火事対策として1400年ほど前から日本住宅で使用されてきました。
日本瓦の中でも、表面に釉薬が塗られている釉薬瓦と塗られていない無釉瓦に分かれます。
寿命は約40~50年です。

屋根材別の劣化チェックポイント

それでは屋根材別の劣化チェックポイントをご紹介します。

①スレート
□変色している
□ズレ、割れ、反りがある
□カビや藻がある
□錆が付着している

②鋼板
□退色している
□錆が付着している
□屋根材が浮いている

③セメント瓦
□退色している
□カビが発生している
□ズレ、割れがある
□塗膜の剥がれが確認できる

④日本瓦
□コケや藻がある
□瓦のズレや浮きがある
□瓦が割れている
□軒先にたわみが生じている

屋根に関するご相談は(社)日本住宅工事管理協会へ

これまで一般的に、劣化現象が悪化した場合や、雨漏り等の緊急性の高い不具合が生じて初めて、その原因究明のために点検を行ってきた方が多いかと 思います。
しかし、これからは住宅としての資産価値の維持・向上を目指し、何らかの不具合が生じる前に定期的に点検を行うことが必要になってきます。
また先日には、中古住宅を購入する前に不動産仲介者は買い主に対して住宅診断を行うかどうかの確認を義務化するという宅建法改正案が提出されました。
これは、消費者が中古住宅を安心して購入できるよう、住宅情報の透明性を高め、中古住宅市場の活性化を促すためです。
定期的に点検を行い、住宅の状態に合わせた補修計画を立てることで、修繕費用を最小限に抑えることができます。
住宅点検に関するご不明点、お問合せは(社)日本住宅工事管理協会までお気軽にご相談下さいませ。

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