太陽光発電と設置工事の失敗事例

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太陽光発電と設置工事の失敗事例

2015年10月16日|屋根一覧に戻る

「省エネ住宅」や「エコハウス」の代表的なシステムとしても知られ、また新たな投資方法として注目を浴びる太陽光発電システム。
新築工事をきっかけに導入される施主様も多いでしょう。
今回は、太陽光発電システムの設置工事で実際に起こったトラブルと、その解決方法をご紹介いたします。

太陽光パネルの設置工事に関するトラブルいろいろ

ご自宅のリフォームや新築工事等、様々な住宅工事をきっかけに太陽光発電システムを導入されるご家庭が増えました。
しかし、実際の工事現場では様々なトラブルが起こっています。
施工不良や工事の失敗を未然に防ぐため、どのようなトラブルが起こり、その原因は一体何なのかをご紹介いたします。

①設置後一年で売電収入が低下した
新たな投資先として、所有していたものの利用していなかった土地に太陽光発電システムの設置を決められたAさん。

無事に設置工事が終わり、順調に買電収入を得られていたものの、一年経過した頃に、売電収入が大幅に落ち込みました。
不思議に思ったAさんはインターネットで同じような事例や業者を検索する中で、第三者機関である(社)日本住宅工事管理協会のホームページにたどり着かれ、お問合せがありました。

Aさんに詳細な状況を伺い、早速当協会所属のホームインスペクターを派遣して現場の調査を行ったところ、売電収入の落ち込みの原因が太陽光パネルの傾きにあることが分かりました。

今回太陽光パネルが傾いた直接の原因、それは設置前の地盤調査を怠り、軟弱な地盤の上に太陽光パネルを設置したことによるものでした。

その後Aさんは、ホームインスペクターの案内により地盤改良の工事を行った上で太陽光パネルを再設置したそうで、後日Aさんからは、これまで落ち込んでいた売電収入も設置直後のように戻ったとのご報告を受けました。

(社)日本住宅工事管理協会では、太陽光パネルを設置する前に必ず地盤調査を行うことをお勧めしております。
事前に地盤調査を行うことで、太陽光パネルの設置に適した地盤であるのか、軟弱な地盤の場合には改良工事を行う必要があるのか、といった適切な判断を下すことができるためです。
そして事前にしっかりと準備を行うことで、不要なコストをかけずに済むことができるのです。

②防水工事の不備による雨漏りが生じた
(社)日本住宅工事管理協会に寄せられるご相談の中で圧倒的に多い内容が雨漏りについてです。
中でもここ数年では、「ご自宅の屋根に太陽光パネルを設置した後に雨漏りが生じた」という内容が増加しています。

今回ご紹介するBさんからは、築20年のご自宅のリフォームを行う際に、自家発電として使用できる太陽光パネルを設置したものの、その後雨漏りが発生してしまったというご相談を受けました。

当協会のホームインスペクターがBさん宅の調査を進めると、雨漏りが起こっていた箇所にはわずかな隙間が生じていたことが分かりました。

太陽光発電システムを屋根に設置する場合には、防水加工されている屋根の一部分を切り取る必要があります。
その後、きちんと修復するための防水工事を行いますが、防水工事にはノウハウと豊富な経験が必要です。

Bさんのお話を伺ったところ、今回太陽光パネルを設置したのは外壁塗装を専門とする業者で、太陽光パネルの設置を扱いだして間もない業者とのことでした。

つまり、専門外である屋根に関する十分な知識を持たずに太陽光パネルの設置工事を行い、防水工事が不十分だったことから雨漏りが発生してしまったとの事でした。

Bさんはホームインスペクターの案内により、屋根の防水工事を行い、隙間を埋めた上で太陽光パネルを再設置することにしました。

外壁塗装のリフォームを行う際に設置する足場をお得に利用して、太陽光発電システムの設置を決められたBさんでしたが、かえって不必要なコストがかかってしまう結果となりました。
余計なコストをなくすためにも、それぞれ得意とする専門分野の業者に依頼することが賢明です。

(社)日本住宅工事管理協会では、業者選定に関するお悩み、ご相談も承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。

③その他起こりがちなトラブル:電気工事
(社)日本住宅工事管理協会では、太陽光パネル設置に伴う電気工事のトラブルに関するご相談が多く寄せられています。

電気工事は、ケーブルの処理や開放電圧の設定など専門知識が必要な点が多く、特にトラブルが起こりやすい場所です。
また、トラブルが起こると収益の低下に直結するため、特に気をつける必要があります。

良く起こるトラブルとして、ケーブル処理における漏電があります。
ケーブル処理を雑に行い運用後雨水などに浸かってしまい漏電したり、発電を行わなくなったりしてしまいます。
先に記載したとおり、電気工事のトラブル=発電量に影響=収益に影響を与えるにつながってしまいます。

メーカー保証と工事施工会社の倒産について

メーカー保証とは別に普通の工事会社は工事賠償責任保険に入っています。
工事による不具合がおきた際の保険であり、保険代は通常、工事を行う施工会社が支払っています。

万が一、工事会社が倒産してしまった場合にはこの保険は適用されません。

産業用太陽光発電は20年以上長い期間を運用していくことが前提にあります。
長い間運用を行っていくと予期できないトラブルが起こってしまうものです。
その際に頼るのは設置を行った施工会社の場合がほとんどなため、長く残る可能性がある業者を選ぶことが重要です。

太陽光パネルの設置施工業者を選ぶポイントとは?

(社)日本住宅工事管理協会が太陽光パネル設置工事や付帯工事によるトラブル等のご相談を受ける中で、優良な施工業者を選ぶポイントをまとめました。

①何社か見積りを取り、相場を掴む
最終的な見積もりは現場調査をしてみないとわかりませんが土地の情報がある程度わかれば概算の見積もりを出すことは可能です。
一社の話を鵜呑みにせず、ある程度の費用を抑えた上で何社かに説明を受けるようにしましょう。

②分からない箇所は徹底的に聞く
営業マンの中には契約がほしいためにとにかく早く計画を進めようとする人がいます。
太陽光発電は約15~20年で減価償却するものです。
この先長く付き合っていくものですので、焦って契約を行う必要はありません。
しっかりと話を聞いて営業マンの話に納得ができてから契約を進めるようにしましょう。

③デメリットやリスクを知る
太陽光発電は非常に安定的に長い期間収益を得ることができる仕組みですが、自然発電のため収益が保証されているわけではありません。
良い話ばかりをしてくる営業マンの話を鵜呑みにすることは危険です。
デメリットやリスクを明確にし、納得するまで話し合いを行うようにしましょう。

④販売・施工業者の会社情報、事業確認を行う
太陽光発電の市場ニーズが急激に伸びたことで多くの企業が太陽光発電システムの販売に乗り込みました。

事業内容として太陽光発電しか行っていない会社は、今後市場が急速に縮小した際に倒産するリスクが大きいと予測することができます。
また、太陽光発電の販売のみを行っているらめ、設置・施工に関する基本的な知識が乏しい可能性があります。
※もちろん、太陽光発電のみを行っている会社でも信頼できる会社はあります。

まずは気軽に相談できる「かかりつけ窓口」をつくりましょう!

今や環境問題は地球規模で考えなければならない、世界の問題として提示されています。

日本でもここ十数年で、環境問題に対する問題解決の糸口を探り続け、住宅市場では環境に配慮した住宅や暮らし方が見つめ直されています。
私たちに今必要なことは、快適でありながらもエコを実現する暮らしかたを考えることです。
無理な暮らし方をせず、賢く家庭に導入することで、家庭のエネルギー量の排出を抑え、光熱費の低減にもつながる。
そんな次世代の暮らし方を実現する 段階にきています。

とはいえ、エネルギー機器や次世代住宅についてはまだまだ分からないことだらけでしょう。
一般社団法人 日本住宅工事管理協会では、次世代住宅について、太陽光発電やHEMS、蓄電池システムなどのエネルギー機器についてのご案内を承っています。

ご不明点やお悩みをお持ちの方は、お気軽に(社)日本住宅工事管理協会までご相談くださいませ。

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